4-1 やり直しの判断がつかない場合は塗装業者へまず相談
「塗装にムラがあるからやり直してほしい…」ということがあります。しかし、この場合は業者に責任があるかわからないので、追加料金を支払って塗装することになってしまったというケースもあります。
塗装ムラは良い悪いの判断がしづらく、過失かどうかの判断基準も曖昧なため、塗装業者に責任があるのかも曖昧になってしまうのです。
「やり直してもらえるのか・もらえないのかの判断がつかない」というケースもあるかもしれません。判断がつかない場合は、塗装業者に相談をしてみるのがオススメです。
自身では「やり直してもらうのは難しいのではないか」と思っていても、もしかすると、やり直してもらえるかもしれません。そのため、少しでも「もしかして…」と思うところがあれば、ひとまず塗装業者に相談するのが良いでしょう。
4-2 塗装業者へ相談するタイミング
塗装業者にやり直しの相談をするタイミングは、早ければ早いほど良いというのは、間違いありません。
特に、塗装工事中は日を追うごとに「今更言われてもどうしようもない」ということが増えていくため、不具合を感じたら1日でも早い方が、何とかなることも多いのです。工事完了後も、まだ足場設置の状態であればやり直せることが多々ありますが、足場撤去後では(足場がないと対応できない作業があるため)やり直しのハードルがグッと上がってしまいます。また、工事終了後(引き渡し後)も、早々に相談をするのと、時間が経ってから相談をするのでは、塗装業者の対応も変わってくるはずです。
そのため、「やり直しをしてもらいたい」と考えるのであれば、悩んで先延ばしにするのではなく、まずは早急に塗装業者に相談をするのが賢明です。
4-3 時間が経っている塗装の場合は経年劣化の可能性もある
塗装後、時間が経ってから塗膜の膨れや剥がれなどの不具合が発生した場合は、塗装業者に落ち度はなく、自然に劣化が進行しただけ、いわゆる経年劣化が生じたというケースがほとんどです。もちろん、塗膜の膨れや剥がれなどが生じた理由が経年劣化の場合は、やり直しはしてもらえません。一方で、塗装後、早い段階(1~3年)で塗膜の膨れ・剥がれなどの不具合が生じた場合は、施工不良の可能性が高く、多くの場合やり直してもらえます。
※不具合のやり直しを検討されている方は、塗装業者に連絡を入れる前に「保証書」を確認しましょう。
4-4 やり直しをお願いする前には「保証書」を要チェック
特に塗膜の膨れ・剥がれなどの不具合のやり直しをお願いする場合は、塗装業者へ連絡を入れる前に保証書を確認してみてください(保証書は必ず発行されるわけではありません。塗装業者によっては、保証書を発行していないこともあります)。生じている不具合が保証の対象であれば、スムーズにやり直しの対応をしてもらえるはずです。
塗装後すぐに不具合が発生した場合は、保証書がなくとも、多くの塗装業者がやり直しをしてくれるはずです。しかしながら、塗装後しばらくしてから不具合が生じた場合は、やり直しをしてもらうのが難しい場合もあるかもしれません。そんな時も、保証書があり、生じている不具合が保証の対象であれば、確実にやり直しをしてもらえます。
4-5 アフターケアについて確認
塗装工事の見積もり時や契約時に、アフターケアについて確認しておきましょう。
具体的にどんな不具合に対応しているのか
アフターケアの内容
塗装の剥がれなど、工事から時間が経ってから発覚する不具合への対応
以上のように、不具合が起こったときの対応をしっかり確認しましょう。悪徳業者に工事の依頼をしてしまっている場合は、不具合があっても無視されてしまう可能性があるので注意が必要です。