6-1 保証書を受け取ってなかった
塗装業者のなかには、「保証はついています」と口頭だけで、保証書を渡さない業者もいます。
保証書がないと、不具合が出た際「言った、言ってない」と施工業者と言い争いになる可能性も出てきます。保証書は必ず書面で発行してもらいましょう。
・口約束は絶対にしない
・保証書を必ず受け取る(もしくは要求する)
万が一、保証書を出さないような業者であれば、契約自体を考え直したほうが良いでしょう。
6-2 施工不良箇所が保証の対象でなかった
保証期間内に外壁にヒビを見つけ業者に連絡したら「保証の対象は剥がれのみ」と言われた。10年保証と記載しているのに使えなかった。
これは誤解が生んだトラブルです。ひび割れが保証対象外であるのには、きちんと理由があるのですが、それが消費者にきちんと伝わっていないことで誤解が生じています。
このようなトラブルを防ぐため
・保証内容は必ず読む
・詳細で分からないことがあったら必ず業者に確認する
6-3 施工業者が倒産して保証が無効になった
「施工後に不具合が見つかり連絡してみると、塗装店が倒産していた」というトラブルがあります。
保証書があっても、業者が倒産していてはどうにもなりません。塗装を依頼する際には必ず保証書を発行してもらい、万が一に備えて会社の倒産時の保証について事前に確認することが大切です。
※万一塗装会社が倒産した際にも保証されるタイプのものがあります。
7. まとめ
住宅の外壁・屋根の塗り替えにかかる費用は、一度に100万円近くあるいはそれ以上かかる工事となります。これだけの費用がかかるので、長く安心するための保証内容は重要になってきます。
保証にも種類があり、使用する塗料によっても保証期間や保証の対象が異なりますので保証書は内容をよく読まれてください。また必ず保証書の提出をする(口約束はしない)、保証書は必ず保管しておくことなどポイントをしっかりと押さえれば外壁塗装工事で後悔するリスクはかなり低くなるはずです。
塗装業者を選ぶときには、事前に知っておくと役に立つ塗装に関する知識や、押さえておきたいポイントなどがあります。
これから依頼する業者をお考えの方は金額や塗料の性能の他に保証内容にも焦点を当ててみて業者を選定されることをおすすめします。
安心が長く続くお住まいに・・・